内外稲品種の特性解析 : 6. 無毛性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1.無毛性遺伝子源の探索を行なうと共に内外稲品種における葉毛および〓毛程度の変異をみた。2.いわゆる無毛性品種の葉毛程度は00, 10, 01, 11であった。3.無毛性品種は105品種見出され, アメリカ64, ブラジル18, フィリピン15, スリナム7, タイ1品種であった。4.有毛性品種は短毛のみの品種群と短毛と長毛とが混在する品種群が大半を占め, 長毛のみの品種はわずかに4品種であった。それぞれの群での葉毛程度は連続的変異を示した。5.〓毛程度0は68品種見出され, アメリカ41, ブラジル16, フィリピン8, スリナム2, タイ1品種であった。6.日本稲の中では〓毛の比較的少ない2以下の品種が在来品種に17認められた。7.〓毛程度0の品種は全て葉毛程度が00, 10, 01, 11のいわゆる無毛性品種であった。一方無毛性品種の中には〓毛が必ずしも0でなく, 中程度の2.5の〓毛を有する品種も認められた。
- 日本作物学会の論文
- 1977-03-16
著者
-
藤田 米一
北陸農試
-
木村 健治
北陸農業試験場
-
内山田 博士
農林省北陸農業試験場
-
山田 利昭
農林省北陸農業試験場
-
藤田 米一
農林省北陸農業試験場
-
木村 健治
農林省北陸農業試験場
-
山田 利昭
北陸農業試験場
-
内山田 博士
全農営農・技術センター
-
藤田 米一
農林省北陸統計指導官室
関連論文
- (3) イネいもち病菌を接種したネパール産イネに生ずる大型褐変病斑について (東北部会講演要旨)
- 多収の低アミロース水稲新品種「朝つゆ」の育成
- 水稲の散播直播における半矮性印度型品種の多収性
- 10 日印交雑F_1稲の施肥反応について
- インディカ稲の多収性育種素材の探索
- イタリアから導入した稲品種の特性解析
- イネ紋枯病病斑高率からの被害度の算出法
- (26) 外国稲品種におけるイネ紋枯病の上位進展 (昭和52年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- 内外稲品種の特性解析 : 6. 無毛性
- 登熱期の高温処理が玄米の品質に及ぼす影響
- 日照制限による障害不稔抵抗性
- 飼料用稲の栽培における二期作の可能性
- 飼料用稲の品種と栽培に関する研究
- 新潟県における昭和 47 年産水稲の減収要因
- 飼料用稲の栽培について
- 外国稲品種の青刈り特性について
- イネ白葉枯病の病斑進展に及ぼす温度の影響
- イネ白菜枯病抵抗性に関する遺伝・育種学的研究V.IR28,IR29,IR30の日本産白葉枯病菌(X.campestris pv oryzae)IおよびV群菌に対する抵抗性複対立遺伝子
- イネ品種, IR26の日本産白葉枯病菌I〜V群菌に対する抵抗性の遺伝
- イネ白葉枯病抵抗性に関する遺伝・育種学的研究:VI R28の日本産白葉枯病菌I〜V群菌に対する抵抗性の遺伝
- イネ白葉枯病抵抗性に関する遺伝・育種学的研究 : II. 日本在来稲の中に新たに見いだされた早稲愛国群品種について
- イネ白葉枯病抵抗性品種の幼苗反応型
- イネ白葉枯病抵抗性に関する遺伝・育種学的研究 第3報 : 日本在来稲の中に新たに見いだされた早稲愛国群品種の抵抗性の遺伝
- イネ白葉枯病抵抗性に関する遺伝・育種学的研究 第1報 : 白葉枯病菌I〜V群菌に対する二つの新しい反応型品種群の発見
- (19) イネ白葉枯病菌I〜V群菌に対する2つの新しい反応型品種群の発見 (昭和53年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- 短強稈・極良食味水稲品種「キヌヒカリ」の普及と母本的有用性
- 水稲新品種キヌヒカリの育成経過と特性
- 水稲新品種サオトメについて
- 水稲新品種アキチカラについて
- 近年育成した水稲北陸系統におけるいもち病抵抗性遺伝子型の推定
- 水稲品種の直播適応性に関する試験
- 水稲新品種峰の雪もちの育成経過と特性
- 水稲新品種オオチカラの育成経過と特性
- 水稲新品種ハバタキの育成経過と特性
- イネ一代雑種育種のための簡易採種法について
- 水稲品種における無毛性の導入に関する研究 : II. 無毛性の遺伝様式と〓毛の変異
- 2, 3 の農作物の雪害による減収程度とその早期把握方法について
- 戻し交雑における親の相違が集団の変異に及ぼす影響について
- 水稲品種における無毛性の導入に関する研究 : 1. 米国産品種にみられる無毛性の解析
- 13 発病度からみたイネ葉いもち病検定圃の評価