登熱期の高温処理が玄米の品質に及ぼす影響
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概要
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1.コシヒカリと越みのりを用い, 登熟期にグロスキャビネット内で, 昼間32℃, 夜間28℃の高温で, 期間は5日間隔に出穂期より5〜30日間(H区)と出穂後5〜30日目より成熟期まで(M区)処理した。2.不稔粒は出穂期より5日間処理(H5)で20〜30%, 同25日処理(H25)で最大の50%となったが, M区は変化がなく, 出穂直後から5日間の障害による。3.屑米粒数もH区に多く, M区に少ないが, 出穂期〜10日間の高温処理の影響が大きい。4.精玄米重歩合もM区の変化は少なく, H区では20日間以上の処理で急減する。5.千粒重はH, M区とも15日以上の処理で減少する。6.乳白米, 心白米, 死米はM区の30日間処理(5AM)を除き, きわめて少ないが, H区ではきわめて多く, 出穂期〜15日間とくに最初の5日間の高温処理の影響が大きい。
- 日本作物学会の論文
- 1977-03-16
著者
-
藤田 米一
北陸農試
-
木村 健治
北陸農業試験場
-
内山田 博士
農林省北陸農業試験場
-
山田 利昭
農林省北陸農業試験場
-
藤田 米一
農林省北陸農業試験場
-
木村 健治
農林省北陸農業試験場
-
山田 利昭
北陸農業試験場
-
内山田 博士
全農営農・技術センター
-
藤田 米一
農林省北陸統計指導官室
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