カイワレダイコンの発芽・生長時における培養液中水素イオンとカリウムイオンの濃度変化 : アルカリ金属イオンの影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The behavior of hydrogen ions and potassium ions in a culture solution containing alkali metal chloride was examined during germination and growing period of radish (Kaiware daikon). The radish was grown in the culture solution made up of pure water or in the solution containing alkali metal ions. The germination rate was ca. 70-95%. During the germination period (15-20h) from seed in the culture solution of pH5.0 the concentration of hydrogen ion shifted to ca. pH 7 with the passage of time, and the concentration of potassium ion increased. On the other hand, in the growing peroid (ca. 1 week), radish absorbed almost all potassium ion liberated in the germination period and liberated hydrogen ion. The correlation coefficient between hydrogen and potassium ion concentrations in the culture solution was between -0.98 and -0. 90,and a good negative correlation was observed between them. Next, to examine the influence of concentration of alkali metal ions was grown at pH 5 in solutions containing lithium, sodium, potassium, rubidium and cesium ions of concentration ranging from 10^-5 to 1 mol L^-1. The results showed that the incorporation of hydrogen ion was suppressed with the increase of alkali metal ions. On the other hand, in the growing period, coexisting sodium, potassium and rubidium ions were easily incorporated to kaiware. However, lithium and cesium were poorly incorporated.
- 社団法人日本土壌肥料学会の論文
- 1995-04-05
著者
-
松井 正和
京都大学化学研究所
-
藤野 治
近畿大学理工学総合研究所化学研究室
-
藤野 治^
京都大学化学研究所
-
宇野 真紀子
近畿大学理工学総合研究所
-
木原 壯林
京都大学化学研究所
-
松井 正和
京大化研
関連論文
- 北太平洋亜寒帯域とベーリング海における微量生元素の分布 (白鳳丸KH-97-2航海)
- 15℃から50℃の水溶液における炭酸カルシウムへのカドミウムの共沈殿
- 溶媒抽出-誘導結合プラズマ質量分析法による貝の硬組織中ランタノイドの定量
- 誘導結合プラズマ発光分析法による貝の硬組織中マグネシウム定量への溶媒抽出法の適用
- 作物の発芽・生長時における水素,カリウムおよび2族元素などイオン類の吸収と放出挙動に対するpHの影響
- 水溶液からのハイドロキシアパタイトの合成に関する基礎的研究
- 水圏・気圏における化学物質の動態に関する研究 (平成13,14年度プロジェクト研究(3)『環境と物質科学』の総括)
- 溶媒抽出/誘導結合プラズマ発光分析法による貝の硬組織中マンガン、鉄、銅及び亜鉛の定量
- 溶媒抽出-ICP発光分析法による貝の硬組織中多元素の定量に関する研究
- 溶媒抽出--ICP発行分析法による貝の硬組織中多元素の定量に関する研究
- ICP発光分析法による琵琶湖の真珠母貝(イケチョウガイ)の硬組織中多元素の定量と分布
- 水耕栽培法によるカイワレ大根の発芽・生長時におけるランタノイドイオンの吸収, 放出および各部位への蓄積
- P-7 琵琶湖産真珠の母貝イケチョウガイの硬組織(貝殻および真珠)中多元素含量と分布(日本貝類学会平成 11 年度(創立 70 周年記念)大会(東京)研究発表要旨)
- 誘導結合プラズマ質量分析法による湖水中テルルの定量
- ICP質量分析法によるアパタイト鉱物中の希土類元素, トリウムおよびウランの定量
- ICP質量分析法によるアパタイト鉱物中の希土類元素,トリウムおよびウランの定量
- カイワレ大根の種子及び葉, 茎, 根中のアルカリ金属など多元素の定量と分布
- カイワレダイコンの発芽・生長時における培養液中水素イオンとカリウムイオンの濃度変化 : アルカリ金属イオンの影響
- 誘導結合プラズマ質量分析法および発光分析法によるリン酸塩希土類鉱物中の希土類元素の定量
- カイワレ大根の発芽・生長時における培養液中水素イオンとカリウムイオンの濃度変化
- 溶媒抽出-ICP 発光分析法による天然水中リン酸イオンの定量
- 天然水中のリン酸イオンの溶媒抽出/誘導結合プラズマ発光分析法による定量
- 溶媒抽出-パイロリティックグラファイト被覆処理炭素管アトマイザー原子吸光分析法によるリン酸塩鉱石中のユウロピウムの定量
- アパタイト鉱物中のサマリウムの溶媒抽出-誘導結合プラズマ発光分析法による定量
- 原子吸光法による一酸化二窒素-アセチレン炎中におけるユウロピウムのイオン化挙動の研究
- 天然水中の微量金属の原子吸光分析--DDTC-DIBK抽出による分離・濃縮法の検討
- Izaak Maurits Kolthoff先生の研究と教育
- イオン移動に伴う液/液, 液/膜界面電位差振動のイオン移動ボルタンメトリーによる解析(表面・界面・薄膜と分析化学)
- イオン選択性電極における選択性の液々界面ボルタンメトリーに基づく解釈(センサー)
- イオンサイズ認識のための配位子設計
- イオン対抽出平衡の電気化学的考察 -有機相中での錯生成を伴う場合-
- FMNの液液界面電子移動反応
- 多座配位ホスフィンオキサイド類共存下での水相/有機相間イオン移動反応の液液界面ボルタンメトリーによる研究
- 分析科学と科学
- 選択的分離分析のための配位子設計
- 液液,液膜界面反応解析法としての界面電荷移動ポルタンメトリ-
- 4-アシル-5-ピラゾロン誘導体及びその二価金属錯体のプロトン及び炭素-13核磁気共鳴
- 誘導結合プラズマ発光分析法によるリン酸塩鉱石中のウランの定量
- 溶媒抽出-誘導結合プラズマ発光分析法によるリン酸塩鉱石中のスカンジウムの定量(無機材料分析のためのスペクトロメトリー)
- ボルタンメトリー
- 溶媒抽出-グラファイト炉原子吸光分析法による天然水中のカドミウムの定量
- 溶媒抽出-グラファイト炉原子吸光分析法による天然水中の銅、鉛およびカドミウムの定量
- 環境指標としての淡水産貝類中の金属イオンに関する研究
- 高周波プラズマを原子化源としたランタンおよびユウロピウムの発光分析
- 生体試料中の微量金属元素定量における前処理法の検討
- 誘導結合プラズマ発光分析法によるリン酸塩鉱石中の希土類元素の定量
- 原子吸光法による一酸化二窒素-アセチレン炎中における希土類元素のイオン化挙動の研究
- パイロリティックグラファイト被覆炭素チューブアトマイザーによるジスプロシウムの原子吸光分析
- 炭素チューブアトマイザーによるイッテルビウムの原子吸光分析 : リン酸塩鉱物への適用
- 溶媒抽出-ICP発光分析法によるリン酸塩鉱石中のトリウムの定量
- グラファイト炉-原子吸光分析法および放射化分析法によるハマグリ貝殻中のマンガンの定量と分布
- 溶媒抽出-ICP発光分析
- カーボンチューブ原子化装置によるカドミウムの原子吸光分析 : 海水への応用
- イオン会合系抽出を利用する過塩素酸の放射分析
- 液々界面における電荷移動と電位振動--ボルタンメトリ-的アプロ-チ
- 環状イオノフォアを利用した希土類金属イオンの高選択的溶媒抽出