除草剤ブタクロールの土壌微生物による分解
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概要
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除草剤ブタクロール(マーシェット)を0.02M KH_2PO_4緩衝液中でpH 5.2(真菌)あるいはpH 7.0(細菌)の下に各種の土壌微生物による分解を試みた結果, Mucor sufuiおよび別の2種類のMucor属真菌, Penicillium citrinum, P. glaucum, Aspergillus niger, Trichoderma viride, Fusarium oxysporumおよびBacillus subtilisによって比較的容易に分解されることがわかった.Mucor sufui NTU-358を用いて行なった実験では少なくとも8∿12種の代謝産物が存在することを認めた.そのなかで2-chloro-2′, 6′-diethylacetanilide, 2-hydroxy-2′, 6′-diethylacetanilide, 2, 6-diethylaniline, N-chloroacetyl-7-ethyl-2, 3-dihydroindole, 2, 6-diethylacetanilideおよびN-methyl-2-chloro-2′, 6′-diethylacetanilide等6種の化合物が代謝産物であることを証明し, 代謝経路を推定した.土壌中におけるブタクロールの分解は主として土壌微生物の作用によるものであろうと思われる.
- 日本農薬学会の論文
- 1978-11-20
著者
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呉 天基
Department Of Environmental Science Tajen Pharmaceutical College
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陳 玉麟
Department Of Agricultural Chemistry National Taiwan University
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陳 玉麟
Department of Agricultural Chemistry, National Taiwan University
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