除草剤ブタクロールの光分解
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概要
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除草剤ブタクロール(マーシェット)をガラス上で薄膜状にして紫外線を用いて光分解を行なった結果, 分解は比較的速やかに進行し, 実験条件下で半減期は約1.5時間であった.TlcおよびGlcによる分析では少なくとも7種の分解生成物の存在を認めることができた.その中で2-chloro-2', 6'-diethylacetanilideの存在を標準品との比較によって確認し, 2-hydroxy-2', 6'-diethyl-N-(butoxymethyl)acetanilide, 1-chloro-acetyl-2, 3-dihydro-7-ethylindoleおよびN-2', 6'-diethylphenyl-2, 5-dihydrooxazol-4-oneの三化合物の存在をIRおよびGC-MSによって推定した.結局, ブタクロールの光分解には脱ブトキシメチル, 脱塩素, 水酸化, O-脱アルキル, 脱水素, 閉環および重合等の諸反応を伴うものと思われる.
- 日本農薬学会の論文
- 1978-05-20
著者
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陳 玉麟
Department Of Agricultural Chemistry National Taiwan University
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陳 建志
Department Of Agricultural Chemistry National Taiwan University
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