マウス多臓器アルカリSCG法による臓器特異的遺伝子毒性の検出
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概要
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The genotoxicity of 54 chemicals, selected from IARC(International Agency for Research on Cancer)Group 1, 2A, or 2B, on mouse organs was determined by the alkaline single cell gel electrophoresis(SCG)assay. Groups of four mice were treated once orally or intraperitoneally, and stomach, colon, liver, kidney, bladder, lung, brain, and/or bone marrow were sampled 3, 8, and/or 24h after treatment. The positive rate was 96.3%;only two non-mutagenic carcinogens(benzenehexachloride and carbon tetrachloride)were negative. Concordance between genotoxicity and carcinogenicity(in mice and/or rats)in target organs was 67.3%, 53.8%, and 41.9% for liver, stomach, and lung, respectively. At≧8h, however, concordance was 83.9%, 73.3%, and 65.0% for the same three organs. These results suggest that persistence of DNA lesions can play an important role in the target organ specificity of certain carcinogens. Our present approach confirms that the alkaline SCG assay can be used to detect carcinogens in many organs concurrently.
- 日本環境変異原学会の論文
- 1998-04-10
著者
-
太田 敏博
東京薬科大・生命科学
-
津田 修治
岩手大学農学部獣医公衆衛生学教室
-
佐々木 有
八戸工業高等専門学校
-
上野 俊治
北里大学獣医畜産学部獣医公衆衛生学研究室
-
宮前 陽一
藤沢薬品工業安全性研究所
-
津田 修治
岩手大
-
津田 修治
岩手大学農学部
-
宮前 陽一
藤沢薬品工業株式会社・安全性研究所
-
太田 敏博
東京薬科大学・生命科学部
-
上野 俊治
北里大学獣医学部・獣医公衆衛生学教室
-
上野 俊治
北里大学獣医公衆衛生学教室
-
宮前 陽一
アステラス製薬株式会社安全性研究所
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