光学標準尺を基準とする精密ねじ研削の研究 : マイクロコンピューターの応用
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概要
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本研究は, 研削によってリード精度の高い親ねじを得る過程について述べている.親ねじは, 工作機械や測長器において基準の役割をすることが多い.それらの機械に用いられる親ねじは, 焼入れ後研削仕上される.そのリード精度は, NC機械の発展とともに, ますますきびしいものが要求されている.本研究では, 試作したねじ研削盤のテーブル送りの誤差を除去するような修正機構に, マイクロコンピュータを導入して制御系の改善を図り, テーブル送り精度および研削された親ねじの精度についてフーリエ解析を行い, 両者の精度について検討を加えた結果, 精度の高いテーブル送りが得られ, リード精度の高い親ねじを研削することが出来た.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1981-09-05
著者
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