ヒト末梢血Tリンパ球のActive T Rosette Formationに及ぼすレクチンの影響
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概要
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ヒト末梢血Tリンパ球(human peripheral T lymphocyte;HTL)は, ヒツジ赤血球(sheep red blood cell;SRBC)とrosetteを形成することが知られている. 我々は, HTLを種々のレクチンで刺激した場合のHTLとSRBCとのrosette形成について研究を行った. 実験に用いたレクチンは14種類で, rosette assayは, active T rosette formation(activeTRF)で行った. その結果, 使用した14種類のレクチンのうち, activeTRFの形成率が上昇したものは, PHA, LCH, WGAおよびRCAIの4種類のみであり, これらの形成率の上昇は, HTLを各レクチンで刺激した後1時間以内に観察され, また, 形成率の上昇は, レクチンの濃度によっても影響された. また, activeTRFの形成率の上昇作用は, 従来言われていたmitogenic lectinのみでなく, non-mitogenic lectinでも認められることが判明し, レクチンの糖特異性とも特に密接な関係がないことが判明した.
- 産業医科大学学会の論文
- 1984-09-01
著者
-
横山 三男
久留米大学医学部免疫学講座
-
大久保 慶二
久留米大学
-
横山 三男
久留米大学
-
横山 三男
久留米大学 医学部 免疫学教室
-
大久保 享一
産業医科大学眼科学教室
-
栗本 晋二
産業医科大学眼科学教室
-
Huntenburg Carolyn
イリノイ大学医学部病理学教室
-
栗本 晋二
山口大学医学部眼科学教室
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