乳癌超音波組織特性研究の現況
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
西欧においては乳癌の発生率は非常に高く, 13人に1人の婦人が病魔にむしばまれている. 早期乳癌の的確な診断がその予後を左右する. 西欧化された食習慣により本邦の乳癌発生率は近年, 急激に上昇しつつある. 近年, 乳癌の超音波検査法はレントゲン被曝の懸念がなく, かつ, 非観血的であり, 診断率も高いため臨床分野に普及しつつある. 乳癌の超音波組織特性の研究はより良い鑑別診断基準の確立, さらに高性能な乳癌超音波診断装置開発のために不可欠な研究分野であり, 現在までの超音波組織特性研究の歴史的背景を含めて乳癌組織特性を中心にその現況を総説した.
- 産業医科大学学会の論文
- 1984-12-01
著者
-
小林 利次
産業医科大学病院中央臨床検査部
-
林 実
産業医科大学病院中央臨床検査部
-
荒井 正夫
国立療養所久里浜病院内科
-
荒井 正夫
産業医科大学病院中央臨床検査部
-
林 実
産業医科大学病院 中央臨床検査部
-
荒井 正夫
平塚市民病院
関連論文
- 悪性リンパ腫の超音波組織特性
- 6.小児期における微量元素 : 第1報血中Se(セレン)濃度の検討
- 肝線維化改善の分子生物学 - 細胞外マトリックス分解酵素の遺伝子発現と遺伝子治療の可能性
- 大学入学前後の飲酒様態の変化に関する調査研究
- 9.パソコンを用いた健康診断個人レポートの作成
- 粟粒結核症の一剖検例および日本の剖検例に見られる結核症の動向
- 卵管妊娠 : 超音波電子リニア・スキャンにより中絶前に確認し得た一症例
- 小児におけるキャンピロバクタ腸炎
- 19.ペニシリン耐性肺炎球菌の検出状況
- 17.B型慢性肝炎に対するステロイド離脱療法とインターフェロンβとの併用療法の効果について