南極域における合成開口レーダー (SAR) 画像の雪氷研究への応用

元データ 国立極地研究所

概要

昭和基地で1991年から1993年までに受信された, ERS-1,JERS-1のSAR画像解析について述べる。解析は, リュツォ・ホルム湾からやまと, ベルジカ山脈を含む領域を対象領域に選んで行った。海氷域では, 表面の滑らかな裸氷域の後方散乱は非常に弱く, 雪に覆われた一年氷, 多年氷, 氷山の識別もMOS-1/MESSR画像と比べて容易に行えることが分かった。夏季と冬季のERS-1画像の比較からは, 冬季には海氷の成長に関連すると思われる後方散乱の増加が認められた。氷床域では, 沿岸から内陸にかけて, 後方散乱に著しい変化が見られた。氷床縁辺部の裸氷域では後方散乱が非常に弱く, 積雪中の融解水が再凍結を起こす領域の後方散乱は強いことが分かった。また, 乾雪線付近の平坦な雪面域では後方散乱が非常に弱いことが分かった。ヌナタク周辺では氷床の基盤地形を反映した表面起伏と表面状態に起因すると思われる斑点状の散乱が認められた。

著者

長 幸平 東海大学情報技術センター
高橋 晃 郵政省通信総合研究所
西尾 文彦 北海道教育大学
藤井 理行 国立極地研究所
渡辺 興亜 国立極地研
古川 晶雄 National Institute Of Polar Research Research Organization Of Information And Systems
古川 晶雄 情報・システム研究機構国立極地研究所
古川 晶雄 国立極地研究所
渡辺 興亜 極地研
渡辺 興亜 極地研究所
古川 昌雄 極地研
高橋 晃 通信総合研
西尾 文彦 Hokkaido University Of Education Kushiro Branch
西尾 文彦[他] 北海道教育大学釧路校
藤井 理行 国立極地研究

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