チツ素, リン酸, カリおよびマグネシウムがクリ実生樹の生長および葉成分含量に及ぶす影響について
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概要
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(1)1年生実生苗(品種銀寄)を用いて砂耕試験を行つた。実生苗を4月28日採植し, N, P, K, およびMgの異なつた濃度の培養液で生育させ, 生長および葉の成分含有率に与える影響を観察した。(2)実生苗の生長は培養液のN濃度によつて影響され総伸長量はN-90ppmの時最高に達した。K濃度の増加は実生の生長を抑制する傾向にある。その他の肥料要素の影響は認められなかつた。(3)生長に対する培養液の好適濃度はN60∿90ppm' P1∿5ppm, K30ppm, およびMg0∿15ppmである。(4)本実験における8月から9月における好適葉成分含有率はN2.3∿2.6%, P0.12∿0.13%, K0.50∿0.60%, およびMg0.33∿0.18%である。(5)砂耕液の成分濃度と葉内成分量との間には正および負の相関関係が認められた。
- 神戸大学の論文
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