クリ樹の耐凍性に関する研究 (III) : 2・3の凍害判定法
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概要
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栗の枝條を用いて2・3の凍害判定法の適否を比較検討した。Browningによる判定法は簡単で組織別に障害が判定出来るので栗ではきわめて有用な方法である。凍結後湿室においた枝條の切片のカルス増殖量は凍害の程度が大きくなるにつれて低下した。枝條の耐凍性の程度を凍結後発芽によって検定することは妥当である。材料には切枝を用いることが多いが, この場合10℃∿15℃の低温で水挿によって発芽さすのが最適であった。凍結した枝條の浸出液の電気伝導度は材料の形状, 時期, 浸出條件などの相違によって著しく影響されたが, 一定基準をもうけて測定することにより, ある程度凍害の程度を比較することが出来る。
- 神戸大学の論文
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