第16次南極地域観測隊越冬隊報告1975-1976
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概要
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隊員30名からなる16次越冬隊は,1975年2月1日,昭和基地と基地における観測・設営業務を15次越冬隊から引き継ぎ,1976年2月1日,17次越冬隊に,無事,引き渡した.極光,地磁気,電離層,気象,自然地震,潮汐の,いわゆる定常観測は異状なく実施し得た.重点観測項目である,地質,地理,測地からなる地学総合研究,地球化学,生物,医学からなる環境科学総合研究を,主として野外調査により実施した.また,地磁気,極光,電波科学の研究観測を行った.航空機セスナによる航空写真撮影は順調に進み,東経30度線までの海岸線の撮影をすることができた. また,リーセル・ラルセン半島東岸では,コウテイペンギンのルッカリーが発見された.やまと山脈の地質調査を行った旅行隊は,やまと山脈周辺で,隕鉄2箇を含む307箇の隕石を採集した.
著者
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