エゴマ油のフレンチドレッシングへの利用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
市販品と同様に抗酸化剤を添加したエゴマ油を用いて, 乳化型および分離型のフレンチドレッシングを調製し, 酸化安定性に対する酸素, 保存温度, 保存期間の影響を大豆油と比較した。また, 乳化型フレンチドレッシングの色調および乳化型安定性について検討し, 分離型フレンチドレッシングの官能検査を行った。1) 酸化安定性について, CV, TBA値, 蛍光強度には大きな変化がなかった。しかし, POVが25℃保存で4週目から増加し, 乳化型(振とう機)と分離型ではエゴマ油の方がやや大きくなった。5℃保存ではあまり差がなかった。2) 色調の変化ついて, ハンドミキサー使用の試料は保存によって彩度が低下し, 色相角度, 色差が大きくなった。振とう機使用のものも彩度が低下したが, 色差においてもエゴマ油の方が変化がやや小さかった。3) 乳化安定性は, 攪拌時間を長くするとエゴマ油の方がよかった。4) 官能検査では, 2試料油間に有意差はなかった。
- 1995-11-20
著者
-
渡部 博之
北海道医療大学
-
酒向 史代
北海道教育大学札幌校
-
森 悦子
久留米信愛女学院短期大学
-
森 悦子
元久留米信愛女学院短期大学
-
森 悦子
第一福祉大学人間社会福祉学部
-
酒向 史代
北海道教育大学
関連論文
- ヨーグルト摂取が女子学生の排便状況に及ぼす影響
- 穂先タケノコの有効利用
- 練り味噌調製による褐変化と抗酸化性
- 小学校高学年生の摂食状況と排便習慣 : 食品摂取頻度と排便頻度との関連
- B134 生涯教育のための環境教育のフレーム・ワークについて
- タ-ル系色素のArtemia salinaおよびその粗抽出液の酵素活性を用いた毒性試験
- エゴマ油で調製したフレンチドレッシングの保存安定性
- エゴマ油のフレンチドレッシングへの利用
- 肥満小児における腹部CTを用いた脂肪分布定量と動脈硬化危険因子の関連性
- 保護者の肥満認識と児の生活背景
- 女子高校生の排便習慣と関連要因
- 市販中国野菜の硝酸,亜硝酸の保存および加熱調理による変化
- 高度専門職業人の養成を目指して(大学院におけるこれからの医療薬学教育)
- 市販中国野菜の無機成分の加熱調理による変化
- 市販中国野菜のビタミンCおよびクロロフィルの加熱調理による変化
- 軽度運動負荷の体内鉄状態と血液学的検査に及ぼす影響
- 電磁調理器の調理特性
- 地産地消を生かした学校教育のあり方(教材研究)
- 生活支援のための家政学
- 豆味噌の抗酸化性および豆味噌に多く含まれる糖とアミノ酸の褐変反応
- 味噌の抗酸化性と褐変
- 解説 エゴマ(しそ)油の調理への利用--フレンチドレッシングおよびマヨネーズ
- 中国野菜の成分と加熱調理による変化
- (2) 環境教育 (家庭科関連) の生涯学習内容
- F122 環境教育(家庭科)のための食物領域に関する学習計画(1)
- 食用天然色素のゾウリムシ(Paramecium caudatum)に対する毒性
- 「家政学」と「生活支援学」