「家政学」と「生活支援学」
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
黒澤貞夫の『生活支援学の構想』は,新しい総合科学の方向を目指している.筆者らも,一昨年,介護福祉士養成の目標を「生活支援」において,「生活支援のための家政学概論』を著した.本稿では,黒澤の『生活支援学の構想』の内容を整理し,家政学と生活支援学の関係を明確にしたうえで,この書について指摘された問題点の解決方向について考察している.すなわち,理解科学としての家政学は,生活支援学の基礎的部分を構成する.また,生活支援における理念と実践をつなぐものは,生活経営の一環として行われる支援の個別的行為が対象者の生活創造につながるという生活支援本来の基本目標を支援者自身が明確に認識することにある.そのうえで,生活支援学を構成する各学問が目指す価値の体系や役割を改めて見直すことが必要であり,その結果として,新しい総合科学としての生活支援学が成立する.
- 2008-04-01
著者
関連論文
- ヨーグルト摂取が女子学生の排便状況に及ぼす影響
- 穂先タケノコの有効利用
- エゴマ油で調製したフレンチドレッシングの保存安定性
- エゴマ油のフレンチドレッシングへの利用
- 市販中国野菜の硝酸,亜硝酸の保存および加熱調理による変化
- 市販中国野菜の無機成分の加熱調理による変化
- 市販中国野菜のビタミンCおよびクロロフィルの加熱調理による変化
- 福祉社会の価値意識と協同関係
- 二宮尊徳と社会福祉
- 宮本常一の民俗学(二) : 慣習と人格形成
- 宮本常一の民俗学(一) : 慣習と人格形成
- 宮本常一の民俗学(1)慣習と人格形成
- 社会福祉と生活福祉
- 社会福祉と生活福祉
- 福祉社会と人間類型 試論
- 生活支援のための家政学
- 福祉文化としての相互扶助とコミュニティ : 報徳社を中心に
- 「家政学」と「生活支援学」