江戸時代の料理名にみる"なんばん"、"おらんだ" について
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概要
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1.なんばん,おらんだに共通して,使用素材に鯛・卵・油脂・唐辛子・葱が多く用いられていた。2.なんばんの特徴は獣鳥肉類・南蛮伝来食品の使用であった。3.おらんだの特徴は唐辛子・葱・油を組み合わせての使用並びに獣鳥肉類の不使用であり,かぴたんも同様であった。4.年代的特徴は,なんばんは古くは室町末期からみられ1700年以前及び以降全般にみられた。おらんだは1800年以降に集中していた。
- 日本調理科学会の論文
- 1997-11-20
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