新しい質問紙法エゴグラムの臨床的応用 : その3.心身症のエゴグラム
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概要
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Egogram is a sort of psychological scale theoretically based on Transactional Analysis. As having reported, we developed a new egogram questionnaire by means of multivariated analysis and standardized it. The previous studies were done on sociocultural factors essential for clinical application of this inventory and also on characteristics in the egograms obtained from neurotic patients. Presently, as a part of cotinuous studies on clinical application of the egogram questionnaire, we have investigated psychological features of psychosomatic-disorder patients. In comparison with the normal group, the results were summarized as follows : 1.Patioents of"writer's cramp" showed low FC (Free Child), high NP (Nurturing Parent) and AC (Adapted Child), and a shallow N-shaped egogram on the whole. 2.Patients suffering from irritable bowel syndrom recorded high CP (Critical Parent) and AC, and a center-bent egogram. 3.Patients complaning psychogenic pain revealed high NP and A (Adult), low AC and showed a bell-shaped (right-handed slant) egogram. 4.Patients of anorexia nervosa showed high CP, A, AC, low NP, FC (Free child), and a typical W-shaped egogram. 5. Spasmodic torticollis patients showed no significant difference from the normal group in any scales, and rather a flat type egogram. 6.Patients suffering from peptic ulcer recorded high NP and A, and a hill-curved egogram. Evidently, functional psychosomatic disorders such as writer's cramp and irritable bowel syndrome, as well as psychogenic pain and anorexia nervosa with such particular psychopathologies, have their own egograms reflecting their psychological states. On the contrary the egograms obtained from peptic ulcer subjects showed a hill-shaped pattern, which didn't implicate any problems and were often found in the normal goup. This resut implies the difficulty in detecting personality traits of typical psychosomatic disorders involving organic transformation by means of this egogram qustionnaire.
- 日本心身医学会の論文
- 1987-06-01
著者
-
十河 真人
東大分院心療内科
-
末松 弘行
東大分院心療内科
-
石川 中
東京大学医学部分院心療内科
-
河原 弘規
公立昭和病院消化器内科
-
末松 弘行
川村学園女子大
-
河原 弘規
公立昭和病院消化器科
-
十河 真人
東京大学医学部附属病院分院 心療内科
-
石川 中
東京大学医学部附属東大分院心療内科
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