いわゆる非行少年における気管支喘息 : 発生頻度の調査
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概要
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小児期に発症した気管支喘息には, 特有な社会心理的要因の存在が想定されている.また, 非行は一種の行動異常であるが, その発生には小児期の成育環境の問題を無視できない.この両者の関連性をみることを目的として.いわゆる非行少年における気管支喘息の発生頻度の調査を行った.1983年, 1984年に関東地方のある少年鑑別所に収容された14歳から19歳までの少年3896名(男性:3289名, 女性:607名)を対象とした.これらの少年の心身の鑑別を目的として作成された健康診査簿を調査した.結果は次のとおりであった.気管支喘息の既往歴のある者は245名(6.3%), 収容前1年以内に喘息発作を起こしたことのある者(有症者)は140名(3.6%)であった.入所した月別でこれらの頻度をみると, 喘息の好発期である11月が最も高く, 既往歴のある者は11%, 有症者は5.2%であった.これらの数値は他の同年代の少年に比し高く, 非行少年における気管支喘息の罹患率は高いといえそうである.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1986-09-30
著者
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