臨床実習中の患者 : 看護学生関係の対象 : 看護者関係評価尺度(CNRS)による分析
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概要
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対象-看護者関係評価尺度(CNRS)を用いて, 臨床実習中の患者-学生関係の変化を検討した.CNRSは, 患者-看護者関係を評価するため, 著者ら(1994)が新しく開発し標準化した.CNRSは3つの因子, すなわち人間性を表す第1因子, 威圧性のなさを表す第2因子, そして専門性を表す第3因子から成る.23名の看護学生が, 患者, 他の学生そして教員によって患者との関係をCNRSで評価された, 学生自身もまた, CNRSで自分を評価した.その結果, 全評価者のCNRS総得点数が臨床実習中, 漸次増加した.また, 全評価者においてF2得点がF1およびF3得点に比べて最も高かった.さらに, 実習中の看護活動の量と質はCNRS得点によく対応していた.以上の結果から, CNRSは患者-看護者間の人間関係を調整するための有用な測定用具であることが示された.
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
-
深井 喜代子
川崎医療福祉大学医療福祉学部保健看護学科
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大倉 美穂
岡山大学
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深井 喜代子
川崎医療福祉大学
-
田中 美穂
川崎医療短期大学
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新見 明子
川崎医療短期大学第一看護科
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新見 明子
川崎医療短期大学看護科
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