情報科学研究の日米比較
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概要
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なぜ米国は情報技術/情報科学の多くの面で世界をリードすることができたのか。そのなぞを解き明かすことは、我が国が情報技術/情報科学において優位性を確保するための必須条件となる。そのためには、米国と日本との比較研究をすることにより、その違いを明らかにすることが重要であると考え、本稿では、人的資源、研究費、論文数等の情報科学研究を取り巻く実態を比較研究した。その結果、日米両国の情報科学研究について以下の点が明らかになった。 (1)大学院生数及び研究者数では、日米の人口比を考慮すると、大学院生の数については日米ほぼ同じ水準にあるが、研究者の数については日本の研究者数は米国の半分以下の水準である。 (2)研究費では、中央政府による大学への研究助成金の比較を行った。日本政府が大学へ助成している金額は、GDP比を考慮すると米国の約5分の1である。 (3)論文数の比較では、米国Institute for Scientific Information(ISI)社が作成した文献抄録データベースScience Citation Index(SCI)を用いて分析を行った。その結果、「情報システム」、「ハードウェア/アーキテクチャー」、「理論/方法論」の分野では、日本の研究は相対的に盛んであるが、「ソフトウェア/グラフィクス/プログラミング」の分野は相対的に盛んでない。
- 国立情報学研究所の論文
著者
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西澤 正己
学術情報セ
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西澤 正己
学術情報センター
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孫 媛
国立情報学研究所 情報社会相関研究系
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西澤 正己
国立情報学研究所 情報社会相関研究系
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孫 媛
学術情報センター
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矢野 正晴
国立情報学研究所
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矢野 正晴
学術情報センタ-
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孫 姫
国立情報学研究所
-
柿沼 澄男
学術情報センター
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柿沼 澄男
国立情報学研究所 情報社会相関研究系
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