日本企業と大学の共同研究 : 大学研究への依存
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概要
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本論文では、我が国において、産業界と大学の協力がどのくらい行われているのか、共著論文を調べることにより明らかにした。我々の調査結果によると、企業と大学との共著論文はこの15年間に大きく増大し、企業の研究開発は、大学に大きく依存していることが分かった。企業の出版する論文の内、大学の研究者との共著論文の割合は、1981年には23%であったが、1996年には46%となった。この間に、自社内の研究者のみによる論文の割合は、70%から 43%へと大きく減少した。1996年には、企業と大学の研究者との共著論文が、自社内の研究者のみによる論文を初めて逆転した。このように、近年日本における企業と大学の結び付きは強まっている。
- 国立情報学研究所の論文
著者
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