燒豚製造に関する研究 : I. Salting に於ける NaCl の滲透性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
saltingに於けるNaClの滲透量について実験した結果を要約すれば次の様である。(1) NaCl濃度の増すに従い滲透量は増加し, 其の増加程度は濃度の大なる程大きい。(2) 浸漬日数の増すに従い滲透量は増加し, 其の増加程度は日数が増すに従い減少する。(3) 温度が増すに従い滲透量は増加する。此の場合の増加程度は本実験では明瞭でない。(4) pickle curingによる肉重量の増加に関してはNaCl濃度の小なる程大きい。但し肉重量が減少し初める濃度については明らかに断定出来ない。本実験はNaClの肉への滲透量のみであるので, 焼豚製造に於ける調味液の配合, 及浸漬日数等後日実験の結果を待つて結論づけたい。
- 京都府立大学の論文
- 1953-09-01
著者
関連論文
- 青刈飼料としてのレンゲに関する研究 : I. 刈取時期と成分の関係
- 肥育牛沈着脂肪の脂肪酸組成(農学部門)
- 粗飼料成分に対する一般分析法と Van Soest 法の比較 : II イネ科およびマメ科粗飼料における比較(農学部門)
- 粗飼料成分に対する一般分析法と Van Soest 法の比較 : I 刈取時期を異にするエンバクおよびイタリアンライグラスにおける比較(農学部門)
- 穀類の粉砕および煮沸処理が, 反すう動物の第 1 胃内揮発性脂肪酸産生ならびに飼料の消化率におよぼす影響(農学部門)
- 易利用性炭水化物の給与が, 反すう動物第 1 胃内揮発性脂肪酸の産生におよぼす影響(in vitro 試験)(農学部門)
- 大麦の多給および煮沸処理がめん羊第四胃内へのでんぷん移行量におよぼす影響〔英文〕
- 穀類の粉砕および煮沸処理が,反すう動物の第1胃内揮発性脂肪酸産生ならびに飼料の消化率におよぼす影響
- 易利用性炭水化物の給与が,反すう動物第1胃内揮発性脂肪酸の産生におよぼす影響(in vitro試験)
- 鶏卵の卵殻強度と卵諸形質との関係(農学部門)
- 鶏の消化率測定法としての人工肛門法と化学的分離法との比較(農学部門)
- 和牛の肉質に関する基礎的研究 : III. 化学成分の相互関係ならびに水分から肉組成の推定 (2)(農学部門)
- Gerber butyrometer による牛肉脂肪の迅速定量法(農学部門)
- 和牛の肉質に関する基礎的研究 (I) : 市販牛肉の等級と化学組成並びに組織構造の関係
- 青刈飼料としてのレンゲに関する研究 : II. 刈取時期と養分收量の関係
- 冷蔵中における牛脊最長筋繊維のミオグロビン分布ならびに筋繊維断面積の変化(農学部門)
- 電気伝導度による牛肉組成の推測(農学部門)
- 燒豚製造に関する研究 : I. Salting に於ける NaCl の滲透性について
- 京都市上加茂に於ける和牛の理想肥育飼料について
- 鷄雛の発育に対する飼料用抗菌性物質劑の効果 : 1 常用育雛飼料への添加効果
- 大麦の多給および煮沸処理がめん羊第四胃内へのでんぷん移行量におよぼす影響