鷄雛の発育に対する飼料用抗菌性物質劑の効果 : 1 常用育雛飼料への添加効果
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概要
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ロック・ホーン初生雛雌を25羽宛の3区に分け, 第1表の如き飼料を與えて飼料用抗菌性物質製剤"コーキン素"の雛に対する発育促進効果を試驗した。得たる結果は次のようである。(1) 試驗成績は第2表の如くで, 試驗終了時には対照区に対してコーキン素"A"区は平均9.1%, コーキン素"B"区は平均2.3%発育が良好であつた。第3表に依りこの差異を檢定するに, 対照区とコーキン素"A"区との間にはt=2.202>t_0 (0.05)で有意なる差のあることが認められたが, 対照区とコーキン素"B"区との間ではt=0.322<t.で何ら有意性は認められなかつた。即ちvitamin B_<12>と抗菌性物質を組合せたコーキン素"A"には明かに鷄雛の発育を促進する効果があるがvitamin B_<12>を含まぬコーキン素"B"は無効である。(2) 死亡率・活力・羽裝の遅速及び下痢等に対する"コーキン素"の影響は特別に認められなかつた。
- 京都府立大学の論文
- 1953-01-25
著者
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