青刈飼料としてのレンゲに関する研究 : I. 刈取時期と成分の関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
レンゲの刈取時期と成分の関係を調査するため昭和27年4月14日より5日毎に地上部の分析を行い, 次の如き成績を得た。(1) 本調査のレンゲは4月下旬より開花し始め, 5月中旬が満開期である。その間, 水分・粗脂肪・可溶無窒素物・粗灰分の各成分含有率には殆んど変化が認められなかつた。しかし, 粗蛋白質含量は生育が進むに従つて減少し, 粗纎維含量は逆に増加する。しかも兩者の増減は開花期以後特に顯著である(第1図)。(2) 後続実施せる秤刈り試験の成績より, 仮りに開花各期の坪当り養分收量を算出した結果(第2図), 凡ての養分收量は満開時に最高となり以後粗纎維のみ増加して他成分は減少する様であるから, 満開時或はその直前が青刈りとしての收穫適期であらう。
- 京都府立大学の論文
- 1953-09-01
著者
関連論文
- 青刈飼料としてのレンゲに関する研究 : I. 刈取時期と成分の関係
- 肥育牛沈着脂肪の脂肪酸組成(農学部門)
- 粗飼料成分に対する一般分析法と Van Soest 法の比較 : II イネ科およびマメ科粗飼料における比較(農学部門)
- 粗飼料成分に対する一般分析法と Van Soest 法の比較 : I 刈取時期を異にするエンバクおよびイタリアンライグラスにおける比較(農学部門)
- 穀類の粉砕および煮沸処理が, 反すう動物の第 1 胃内揮発性脂肪酸産生ならびに飼料の消化率におよぼす影響(農学部門)
- 易利用性炭水化物の給与が, 反すう動物第 1 胃内揮発性脂肪酸の産生におよぼす影響(in vitro 試験)(農学部門)
- 大麦の多給および煮沸処理がめん羊第四胃内へのでんぷん移行量におよぼす影響〔英文〕
- 穀類の粉砕および煮沸処理が,反すう動物の第1胃内揮発性脂肪酸産生ならびに飼料の消化率におよぼす影響
- 易利用性炭水化物の給与が,反すう動物第1胃内揮発性脂肪酸の産生におよぼす影響(in vitro試験)
- 鶏卵の卵殻強度と卵諸形質との関係(農学部門)
- 鶏の消化率測定法としての人工肛門法と化学的分離法との比較(農学部門)
- 和牛の肉質に関する基礎的研究 : III. 化学成分の相互関係ならびに水分から肉組成の推定 (2)(農学部門)
- Gerber butyrometer による牛肉脂肪の迅速定量法(農学部門)
- 和牛の肉質に関する基礎的研究 (I) : 市販牛肉の等級と化学組成並びに組織構造の関係
- 青刈飼料としてのレンゲに関する研究 : II. 刈取時期と養分收量の関係
- 冷蔵中における牛脊最長筋繊維のミオグロビン分布ならびに筋繊維断面積の変化(農学部門)
- 電気伝導度による牛肉組成の推測(農学部門)
- 燒豚製造に関する研究 : I. Salting に於ける NaCl の滲透性について
- 京都市上加茂に於ける和牛の理想肥育飼料について
- 鷄雛の発育に対する飼料用抗菌性物質劑の効果 : 1 常用育雛飼料への添加効果
- 大麦の多給および煮沸処理がめん羊第四胃内へのでんぷん移行量におよぼす影響
- 鷄蛔虫の駆除試験