<原著>日本における訪問看護活動の問題点と課題 : アメリカの老人在宅ケア,コミュニティ活動と日本の老人訪問看護ステーションの活動の比較より(看護科)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
21世紀に向かい高齢社会の到来により,長期ケアのニーズの複合化や長期化に伴い社会制度の見直しが論議されている。日本では2025年には4人に1人の65歳以上となる高齢社会を目前とし,公的保障のあり方の見直しがされている。今回,公的介護保険制度の施行を前にして,アメリカと日本の保健医療福祉システムを比較検討していくことで,日本の訪問看護ステーションの活動のあり方を考察する。アメリカにおけるケースマネージャーの資格・資質の条件,オン・ロックの活動状況などと,日本における訪問看護制度のシステム運営のあり方を比較検討したところ,現状の問題点としては,福祉機関や開業医の協力・連携のバックアップシステムの不足であると思われる。今後の活動状況は改善策は,ネットワークの中枢となるステーションを作り,病院や診療所の癒着運営を離れたステーションと福祉機関との連携を図ることであると考える。
- 足利短期大学の論文
- 1999-03-15
著者
関連論文
- 会話分析 : 形成外科手術患者と看護婦の会話記録からの1考察(看護学)
- 足浴 : 気分・不定愁訴・状態不安の変化に及ぼす影響(看護学)
- 男子看護学生の母性看護実習のあり方 : 産褥期にある対象への看護実践を通しての検討
- 看護学基礎教育方法としてのロール・プレイングの効果 : 母性臨床看護学における学習展開からの検討
- 日本人の入浴行動に関する時代的経緯の考察
- 職務上で生じるストレッサーと心理的ストレス反応との関連 : 老人福祉施設スタッフを対象として【看護学】
- パーソナリティ特性のタイプ別による職務ストレス : 主観的ストレス感「高」「低」タイプ別による相違【看護学】
- 看護学生への人間関係教育の現状I : 現代青年の意識構造調査より(看護科)
- 教育課程が看護学生の母性意識に及ぼす影響
- 日本における訪問看護活動の問題点と課題 : アメリカの老人在宅ケア,コミュニティ活動と日本の老人訪問看護ステーションの活動の比較より(看護科)
- 介護職の仕事の満足度に対する生活ストレスが及ぼす影響(看護学)
- 基礎看護学の臨地実習と認識の発展 : 第1期生臨地実習評価の分析と考察(看護学)
- 看護学生への人間関係教育の現状II : 教育カリキュラムによる検討(看護科)
- 看護基礎教育におけるプレパレーション教育の必要性 : 看護学生のプレパレーションに対する認識調査より