肥育豚の成長,血液成分及び枝肉格付けに対する制限給水の効果に関する研究(生物生産学科)

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概要

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本実験は肥育豚の成長,生理反応及び枝肉格付けに対する制限給水の効果について計画した。供試動物はすべて3元交配種の小豚239頭であった。試験開始後123日後における飲水量,採食量及び体重の増体量は制限給水区において,781.2ℓ/頭,232.4kg/頭及び77.5kg/頭で,自由飲水区においては917.8ℓ/頭,330.0kg/頭及び79.6kg/頭であった。また,制限給水区の方が自由飲水区より飼料効率が高く,飼料要求率も低く,よい結果が認められた。血液成分はHb量,Ht値及び総タンパク質量は制限給水区の方が自由飲水区より高い傾向を示した。血糖値,中性脂肪及び遊離脂肪酸は制限給水区の方が自由飲水区より低い傾向にあった。枝肉格付けにおける上物率は制限給水区において31.9%で,自由飲水区においては24.2%でその差は7.7%もあった。等外率,軟脂率及び事故率は制限給水区において自由飲水区より低い値を示した。
琉球大学の論文
1991-12-04

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