Analysis of Techniques in Wrestling Games : Japan National Greco-Roman Championship in 1978
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概要
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この研究では, 1977∿1979年に実施された全国高校大会, 全日本学生選手権大会(いずれ権もGreco-Roman Style)を分析してきた。今回は, トップ・レベルにある全日本選手大会(Greco-Roman)の試合結果を継続的に分析した。分析には, Score Graph, FILAのOfficial Score SpeetsとV. T. R. を用いた。結果は次のとおりである。1.48kg∿^+100kg(10階級)の1回戦から決勝まで178試合を対象とした。平均得点は, 勝者8.59±4.93,負者2.44±2.51で, およそ6 Pointの開きがあり, 勝者は負者の約3.5倍であった。2. Penalty Point (0)の試合数は, Fall-48,Passivity-33,+12点大差-11の92試合で, 全体の51.2%と約半数以上を占めていた。優勝者(40)では, 20試合で, 50%であり, およそ全体の試合結果と同様な確率結果であった。3. Initial Pointでは, 172試合中, 131試合で, 76%の確率であった。しかし優勝者40試合のInitial Pointでは, 1 Periodから3 Periodまで, 1 Period-72%, 2 Period-81%, 3 Period-100%と各Periodが進むにつれ確率は高くなっていた。4.最も多くPointになった技術頻度では, 立技で, (1)"Caution Point"334-31.2%, (2)"Counters"169-15.8%, (3)"Head and Arm throw"115-10.8%, (4)"Body Tackle/Duck-under"81-7.6%, (5) Bear Hug & Go behind 75-7%の順であった。寝技では, (1)"Gut Wrench"108-40.3%, (2)"Roll Counter"92-34.3%, (3)"Body pick up & Turn Over"21-7.8%, (4)"Bar Arm Series"20-7.5%の順で最も多くの技術が見られた。これは, 全日本学生選手権大会と類似した技術頻度を示していた。5.全試合中, 48 Fallの分析結果で, (1) Head and Arm throw 20-42%, (2) Hip throw 9-19%, (3) Arm trap & Front Souplay 6-13%, (4) Bar Arm Series 4-8%の順で最も多くの極だったFallが見られた。
- 東海大学の論文
- 1980-03-31
著者
-
岩垣 丞恒
東海大学体育学部生理学研究室
-
小河 幸次
東海大学体育学部生理学研究室
-
市口 政光
東海大・体育
-
岩垣 丞恒
東海大学体育学研究科
-
岩垣 丞恒
東海大学体育学運動生理学
-
市口 政光
東海大学体育学部
-
小河 幸次
東海大学体育学部生理・運動生理学研究室
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