女子短大生の食生活の意識と食行動 : 第1報
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本学1年次学生食物栄養専攻86人,国文専攻87人および幼児教育科85人合計258人を対象に食生活に対する意識と食行動についてアンケート調査し次の結果を得た。(l)現在の食生活に満足している者は70%あった。(2)食事作りをよくする者は,健康・栄養に留意した食事に気をつけており,現在の食生活にも満足している傾向がある。(3)食事作りをよくする者が献立作りで量視するのは栄養であるが,しない者は嗜好であった。(4)健康に留意した食事に気をつけている者ほど,栄養についても実行していることがあると答える者が多い。しかしこの栄養について実行していることがあると答える者は健康に留意した食事に気をつけている者の半数に満たない。意識と行動とには差がある。(5)3食(朝,昼,夕)のうち朝食の欠食率がもっとも高い。(6朝食を欠食する者は,就寝時間が遅い傾向にある。(7)食塩の摂取について注意していない者が約4割あった。(8)現在の自分の食生活に満足している者が最も多いのは,幼児教育科の学生で次いで食物栄養専攻,国文専攻の順であった。(9)食物栄養専攻の学生は,食事作りをよくし更に健康・栄養を留意した食事に気をつけ,料理作りに手間をかけている。国文専攻の学生は,食事に関しては全般的に関心が少ないようである。幼児教育科の学生は,何らかの形で家庭での食事作りにかかわることが多いが,栄養的な知識には乏しい。(10)栄養に関する知識の修得は,3専攻の学生とも高校,母親からのものが多いが,専攻による情報源の違いもみられる。
- 園田学園女子大学の論文
- 1991-01-31
著者
関連論文
- 超音波法による踵骨骨密度測定の評価 : 女子大学生群と女性高齢者群との比較
- 女子学生における全身および各部位骨密度に及ぼす生活活動と食習慣の影響
- 現代女子学生の栄養状態に関する一考察 : 本学園短大生の過去五ヶ年間の栄養調査より第一報
- シミュレーションを用いた大量調理用献立作成演習の授業設計と評価
- シミュレーションを用いた大量調理用献立作成演習の授業設計
- シミュレーションを利用した教授・学習における支援の評価--実践からの評価 (高等教育におけるIT利用)
- 献立作成シミュレーションを用いた食品管理実習におけるフィードバック効果の考察
- 給食管理実習における献立作成シミュレーションの利用とその課題
- 献立作成シュミレーションに教授知識を連携させた教育の試み
- シミュレーションを利用する献立作成演習の評価
- シミュレーションにおける問題点埋め込み型演習法の評価
- シミュレーションにおける問題点埋め込み型演習法の評価
- 給食管理実習のための献立作成演習
- 集団給食献立作成演習システムを利用した教育
- ネットワークを利用する教育用CADの設計法 : 献立演習の充実のために
- 集団給食用献立演習システムの開発と実践
- 献立設計システムを利用した学生のモデルの変化について
- 学習環境の情報の流れに注目したシミュレーション教材の設計例 : 献立作成演習の指導のために
- 味覚識別能力と月経周期および性格との関係
- 味覚識別能力と月経周期および性格との関係
- 味覚識別能力と月経周期および性格との関係
- 食品の嗜好因子と性格特性
- 食品の嗜好因子と性格特性
- 食品の嗜好因子と性格特性
- レモン果中の生物活性物質に関する実験(予報) : 酵母増殖に及ぼすレモン汁の影響
- 女子学生の食事と身体活動 : BMIを指標として
- 市販浅漬の微生物管理 : 酵母対策について
- 女子短大生の食生活の意識と食行動 : 第2報
- 女子短大生の食生活の意識と食行動 : 第1報