女子短大生の食生活の意識と食行動 : 第2報
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概要
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本学女子短大生を対象にアンケートにより食生活に対する意識と食行動の変化を入学年次と卒業年次で比較した。あわせて食物栄養専攻と他2専攻の学生における意識の変化も比較検討した。(1)対象学生は食物栄養専攻86名,国文専攻82名,幼児教育科85名計253名。(2)食事のとき栄養を考えて実践していることがある者は,健康に留意した食事に気をつけている者が多く両者とも1年次より2年次になり有意に増加していた。(3)朝食を週2回以上欠食する者が2年次になると1年次の倍に増加しまたそれにともない就寝時間も遅くなっている。(4)自分の現在の食生活に満足している者は,2年次では専攻間で有意な差がみられなくなった。ただ満足している者が多いのは1年次,2年次とも幼児教育科で,食物栄養専攻では2年次で減少していた。(5)健康のために食事に気をつけている者が多いのは食物栄養専攻,幼児教育科,国文専攻の順であり,2年次でも3専攻間に有意な差が認められた。また,幼児教育科では2年次になり有意に増加していた。(6)栄養のことを考えて実践していることがある者は,食物栄養専攻と幼児教育科では,2年次になり有意に増加していた。(7)献立作りで量視することゝして食物栄養専攻では2年次で「嗜好」が有意に増えた。(8)一日30品目を摂ることが望ましいことを知っている者は,食物栄養専攻では1年次93.0%が2年次で100%となり有意に増加していた。(9)食塩の摂取については,1年次では3専攻間に有意な差があったが,2年次では認められなかった。専攻別では国文専攻に注意する者が増えていた。
- 園田学園女子大学の論文
- 1992-01-31
著者
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