サポートベクターマシンによる多種類の化学物質の発ガン性の予測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
定量的構造活性相関に基づき、多種多様な化学物質の発ガン性をその構造から高い精度で予測する手法として、サポートベクターマシン(SVM)を検討した。ニューラルネットワーク(ANN)の結果と比較するために、Predictive Toxicology Challenge 2000-2001で公開された454種類の化合物の発ガン性データと37種の記述子との相関をSVMで解析した。モデルを最適化した後、Cross-validation-testを行い、発ガン性の的中率を求めた。ANNでは過学習や局所解などの問題のために、モデルの最適化にきわめて長い処理時間を要したが、SVMではANNとほぼ同程度の予測精度がきわめて短時間で得られ、現状ではSVMが不特定の構造の化学物質の発ガン性を予測する手法として最適であることを実証した。
- 2008-09-15
著者
-
田辺 和俊
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
-
鈴木 孝弘
東洋大学経済学部経済学科
-
貝原 巳樹雄
一関工業高等専門学校物質化学工学科
-
小野寺 夏生
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
-
貝原 巳樹雄
一関工業高等専門学校物質化学工学科・一般教科
-
貝原 巳樹雄
一関工業高等専門学校
-
鈴木 孝弘
東洋大学自然科学教室
関連論文
- サポートベクターマシンによる多種類の化学物質の発ガン性の予測
- Self-organizing clustering: non-hierarchical clustering for large scale DNA sequence data (バイオ情報学)
- 〈原著論文〉 アジアにおける農産物の研究動向
- 第1回情報プロフェッショナルシンポジウム 聴講報告
- 各セッションレポート
- 化学物質の毒性情報と構造活性相関予測
- ニューラルネットワークによる多種類の有機化合物の発ガン性の予測
- 7-224 イメージとキーワードをつなぐ化学教育の教材、「化学の森」の開発 : 人工知能と発想法の考え方を応用した「急がば回れ」と「木を見て森を見ず」の融合((07)教材の開発-I,口頭発表論文)
- 外国雑誌選定の際考慮すべきことがら(外国雑誌再考)
- 二進木を用いる河川水質データの特徴抽出
- 11.石炭の分類および特徴の抽出
- 超臨界水処理によるキチン酵素糖化の促進
- ポリマー判別のための2段階判別決定木
- サポートベクターマシンによる企業の信用格付けの予測
- 学会誌編集者と医学研究者による構造化抄録の評価
- 所得分布の解析からのジニ係数による格差分析
- 非線形多変量解析のニューラルネットワークによるアプローチ
- C23 研究影響度の国際評価研究 : 図書館情報学領域における論文の引用分析(セッションC2(情報検索・分析・評価),一般発表概要:各セッション報告,INFOPRO2006)
- 論文と研究者のインパクトに対する新しい計量書誌学的指標 : — 論文引用グラフの固有ベクトル解析 —
- 学術雑誌の電子化はその流通と引用に影響を与えるか? : J-STAGE登載誌の場合
- 藤垣裕子ほか, 『研究評価・科学論のための科学計量学入門』, 丸善, 2004, 208p.
- 10-332 連携支援による高専学生向け経営教育の方法とその効果((21)MOT教育,口頭発表論文)
- QSARによるニトロ化合物群の発がん性の予測
- 各種の不平等指数による所得格差の分析
- 化学物質発ガン性データベースおよび化学構造からの発ガン性予測システムの開発
- サポートベクターマシンによる化学物質の発ガン性の予測
- 非線形多変量解析のニューラルネットワークによるアプローチ(ヘッドライン:化学と情報科学の交差点-ニューラルネットワーク)
- QSARによるニトロ化合物群の発がん性の予測
- ハンドヘルドテクノロジーとセンサーを活用した高専における化学工学実験
- 4-213 個人レベルとグループレベルを包含する新しい知財教育モデル((04)工学教育の個性化・活性化-III,口頭発表)
- マインドマップ, 記憶術とコーチングの要素を統合した酸化還元反応の教材 (化学の森)
- サポートベクターマシンによる化学物質の発ガン性の予測
- 中学生のための化学実験教室「見える化学工学実験」10年のチャレンジー物質化学工学科のPRと教育の向上を求めてー
- 9-218 多機能グラフ電卓を活用した新たな化学工学教育の展開((04)工学教育の個性化・活性化-III)
- ICTを用いた授業スキル向上支援ツールとその共有
- サポートベクター回帰を用いた158カ国の国債格付けの再現
- 学生による化学工学実験づくりによる実践的・創造的技術者教育の試行
- 「9815」 第30回国際分光会議に参加して