CGを用いた不可視オブジェクトの可視化と触感表現に関する研究

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概要

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近年の3DCG技術における質感表現は、テクスチャマッピングによる手法が主流となっている。本研究では、不可視なオブジェクトを可視化させることにより、人に触覚的な質感を感じさせる表現を試みた。その可視化手法として、粒子による可視化の触感表現を提案した。また、この手法によって人の心理にどのような影響を与えるのか、SD法による評価実験を行って調査した。得られた評価結果を基に因子分析による解析を行い、粒子による可視化の触感表現に対する人の評価構造を明らかにした。構造は「粗い弾力性因子」「湿り気因子」の2つの因子によって構成されていることがわかった。さらに、抽出された2つの因子と可視化映像のモーションパラメータ値との相関を、重回帰分析による解析を行い調査した。その結果、不可視オブジェトの「摩擦」「バウンド係数」と可視化オブジェクトの「サイズ」「量」のパラメータ値の影響が強く、「重力」のパラメータによる影響が少ないことが明らかになった。
日本デザイン学会の論文
2005-09-30

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