曲面に書かれた文字の抽出(テーマセッション: マルチメディアコンテンツ, データ工学とメディア理解との融合)

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概要

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曲面に書かれた文字を撮影すると、平面上に書かれた文字を撮影した際に生じる歪みに加え、射影歪みが生じる。そのため、撮影角度によっては直線的に配置されている文字列が曲線的になってしまう。本稿では、このような湾曲文字列を抽出する手法を提案する。具体的には、文字とその背景の輝度コントラストが高く、局所的に2値であるという特徴からエッジを利用した2値化を行う。そして作成された2値画像から、文字列を構成する文字の特徴である、矩形の大きさと距離を利用して文字列候補を抽出する。この文字列候補をもとに、文字列ごとの高さと文字の間隔から求められる局所的な閾値を用いて文字列候補を延長することで文字列を得る。実験により、湾曲した文字列を抽出できることを確認した。また、抽出精度の測定実験を行い、適合率44.1%、再現率52.3%を確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-06-10

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