MPEG用ポストフィルタのDSP実装(スマートパーソナルシステム, 一般)

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概要

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映像信号の標準符号化方式にMPEG方式がある。MPEG符号化方式は高い圧縮率を高画質の条件下で実現可能な符号化方式であることが知られている。しかしながら、圧縮率を高くしていくと、符号化の原理に基づくブロック歪みやモスキート雑音が視覚的に問題となる。これらの復号画像に生じる画像劣化を軽減するためにポストフィルタ処理が施される。本稿では、MPEG復号画像のためのポストフィルタをDSP実装する。ポストフィルタとしてはブロック歪みおよびモスキート雑音の除去に有効なε-フィルタと荷重メジアンフィルタの混合型フィルタとする。DSPとしてはメディア・プロッセとして代表的なTI社製のTMS320C6416を用いる。DSPのアーキテクチャを充分に考慮してポストフィルタを実装することにより4画素に対するフィルタ処理を同時に実行可能となる。そのことによって、1024×768画素に対するポストフィルタ処理を10msecで行えることになる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-06-10

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