伴奏システムでのブレス情報利用に関する検討
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概要
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従来の伴奏システムでは人間の独奏者の音響情報のみを用いて伴奏制御を行なっているが、実際の人間の合奏ではブレスが非常に重要な役割を演じている。本研究では伴奏システムでのブレス情報利用を目的として、演奏におけるブレスのタイミングの分析、ならびに、ブレスの自動検出手法についての検討を行なった。そこで(1)合図としてのブレスを伴なう演奏データの収録、(2)ブレスの分析結果からブレスの立ち上がり時刻と楽曲の冒頭のテンポとの高い相関を確認、(3)ブレスの音響的な特徴に基づくブレスの自動検出手法の提案を行なった。評価実験の結果、本手法でのブレスの立ち上がり時刻の検出誤差は平均10ミリ秒程度の推定精度を達成した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-05-23
著者
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市川 熹
千葉大学
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堀内 靖雄
千葉大学
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堀内 靖雄
千葉大学工学部
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西田 昌史
千葉大学大学院融合科学研究科情報科学専攻
-
飯塚 涼子
千葉大学
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市川 熹
千葉大学工学部情報工学科知識情報学講座教授
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市川 熹
千葉大学 工学部
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西田 昌史
千葉大学大学院 融合科学研究科
-
西田 昌史
千葉大学 自然科学研究科
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