アメリカ合衆国の家庭科教科書における「自分自身を見つめる」学習の検討(第2報) : 自己と家族や他者とのかかわりのとらえ方
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概要
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The purpose of this study was to analyze the subject of "knowing oneself" in the home economics textbooks published in the United States of America (U.S.A.), and to get suggestions for Japanese home economics education. Contents in four textbooks were analyzed from the following view points : how is the relationship between an individual and one's family or other people described? The results were as follows : 1. Other people as well as family have influence on the development of socialization, self-concept and so on of individuals. 2. Friends are important and are a potent influence on individuals. As it is a developmental task for adolescents to have good relationships with friends and adolescent students are interested in their friends, a learning program with is "friends" as a subject should be planned. 3. It is very important for individuals to have relationships with other people in the study of "knowing oneself" and it has a positive influence on understanding oneself, self-acceptance and self-esteem, values and attitude, aspect of one's intelligence and sociality. 4. Talking, listening and helping other people are good communication skills and expressing and manifesting oneself through them is important. 5. The textbook emphasized the importance of volunteer work and helping oneself. But it did not mention working toward society and analyzing social structure critically. 6. The home economics curriculum which groups new networks beyond the family should be incorporate in both the U.S.A. and Japan from now.
- 日本家庭科教育学会の論文
- 2005-04-01
著者
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