輸入剥き実生落花生のアフラトキシン汚染調査(1972-1991)
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概要
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1972年9月から1991年12月末までの間に、世界各国から日本へ輸入されたVirginia type(大粒種)剥き実生落花生 5,595 ロット、Spanish-Runner type(小粒種)剥き実生落花生 19,863 ロットの、輸入に先立つアフラトキシン B1(AFB1)検査を行った。その結果、大粒種剥き実生落花生 5,595 ロット中24 ロット、0.4%からAFB1を検出した。24 ロット中5 ロット、全体の0.1%から10ppb以上のAFB1が検出されたため輸入が拒否された。小粒種剥き実生落花生のAFB1汚染は、検査した31産国(未特定生産国を含む)中20ヵ国に認められた。検査した19,863 ロット中670 ロット、3.4%の試料からAFB1検出され、670 ロット中269 ロット、全体の1.4%から10ppb以上のAFB1が検出されたため輸入を拒否された。大粒種剥き実生落花生から検出されたAFB1の平均値は56ppb、その範囲は0.3ppb - 608ppbであった。小粒種剥き実生落花生から検出されたAFB1の平均値は202ppb、その範囲は0.1ppb - 8,070ppbであった。
- 2001-01-31
著者
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