「新学習指導要領に基づく授業実践」 : 「話す力」の系統的指導を目指して(2) (今日的な教育課題)
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概要
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本研究は,新学習指導要領に基づく英語によるスピーチの指導方法を,中学校3年生での単元指導例を基に提案するものである。「与えられたテーマについて自分の考えをまとまりよく話す」力を育成することに目標を絞って授業を展開した。まとまりよいスピーチのモデル提示を含め,それらを可能にする文章構成や表現に留意させ,体験的な学習を通じて習得させる指導を,単元を通じて行った。生徒が習得したことをパフォーマンスに活用することが,単元指導の前後に行った発話の分析によって確認でき,単元の指導効果により,まとまりよく話す力が伸ばすことに一定の成果があると窺えた。また,準備なしで・1分間・与えられたテーマについて話すことに,困難を伴う例も見られたことから,既習の語彙の活性化,アイデアの発展・整理の方法,ダイアログの要素を持つ活動の設定など,アウトプットの更なる活性化のための指導のあり方を考える視点が,明らかになった。
- 広島大学学部・附属学校共同研究機構の論文
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