<教科研究>中学生のディベート活動の実践例と生徒の英語の特徴
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は, 筆者が1999年度に担当した3年生3学期の授業で実施したディベート活動を中心にした授業単元の実践報告と, 生徒の英語運用力の特徴をはじめ, 活動を成功に導いた要因の記述を目的としている。ディベート活動は, 特に即座の反駁において, 相手の発言の意図を理解し, 意見を論理的に組み立てるための高い英語運用力も求められるため, 中学生にとって負担の大きい活動である。しかしながら, 本実践を経験した生徒は, グループ活動の助けもあって, 批判的・分析的な準備が十分に機能し, 英語運用力には不十分さを感じつつも, 実践的なインターラクションが展開でき, 困難を伴う準備に報いる結果が得られたという実感が持つことができた。そのような肯定的な感想を持った根拠は, 生徒の作成した作文のパラグラフの構造分析や外国人講師のフィードバックにより明らかになった。
- 広島大学の論文
- 2001-03-17
著者
関連論文
- 第1部 文部科学省研究開発学校 研究開発実施報告 平成16年度 (第2年次) : 中学校・高等学校を通して科学的思考力の育成を図る教育課程の研究開発
- 4. LIFEのカリキュラムデザインと評価 (第1部 総合的な学習)
- 学年を通してのねらい, 評価の観点と方法(高校2年生「言語の違いを越えて世界を学ぶ」(「総合的な学習」LIFEの実践, 評価の観点と方法)
- 総合的な学習LIFEの構想
- 単元「異文化を探求し,知識を共有する」の実践事例(高校2年生「言語の違いを越えて世界を学ぶ」)(「総合的な学習」LIFEの実践, 評価の観点と方法)
- 単元「異文化に興味関心を持つ」の実践事例(高校2年生「言語の違いを越えて世界を学ぶ」)(「総合的な学習」LIFEの実践, 評価の観点と方法)
- 中学生のディベート活動の実践例と生徒の英語の特徴
- LIFE V(高等学校2年)(中学校・高等学校6カ年における「総合的な学習」LIFEのカリキュウラム開発)
- 英語科教育における教育実習の指導について(4) : 全体指導がもたらす教育実習生の意識の向上
- 英語科教育における教育実習生の指導について(3) : 「全体指導」を通じて実習生が学ぶこと
- 英語科教育における教育実習生の指導について(2) : 授業観察とその後の演習を通じての全体指導
- 英語科教育における教育実習生の指導について
- 英語科における教育実習の到達目標の設定
- 「新学習指導要領に基づく授業実践」 : 「話す力」の系統的指導を目指して(2) (今日的な教育課題)