外来木本種トクサバモクマオウの樹冠下における在来木本種ヒメツバキの移植実生の定着可能性の検討
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概要
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外来木本種のトクサバモクマオウの樹冠下で、在来木本種のヒメツバキの移植実生が定着可能かどうかを検討した。父島洲崎のトクサバモクマオウが優占する林分において、2008年12月にヒメツバキの実生を移植した。移植時の実生のサイズは、各種3段階設定した。2010年12 月に実生の生残の有無とサイズ(地際径、高さ、葉数)を測定した。2010年12月の段階で、移植した60 個体の実生のうち、58個体が生存していた。移植時の実生は、そのサイズに関わらず、一貫したサイズの増加を示した。本研究の結果は、トクサバモクマオウが優占する林分であっても、ヒメツバキの移植実生は定着する可能性があることを示唆する。
- 首都大学東京小笠原研究委員会の論文
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