ポリ (フタロイルジフェニルエーテル) およびそのコポリマーによるシアナート樹脂の改質
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概要
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ポリ (エーテルケトンケトン) によるシアナート樹脂の改質を検討した。ポリ (エーテルケトンケトン) としてポリ (フタロイルジフェニルエーテル) (PPDE), ポハリ (フタロイルジフェニルエーテル-co-イソフタロイルジフェニルエーテル) (PPIDE), ポリ (フタロイルジフェニルエーテル-co-テレフタロイルジフェニルエーテル) (PPTDE) を用いた。硬化物のミクロ構造は, 走査型電子顕微鏡や動的粘弾性測定により検討した。PPDEは, PPIDE (イソフタロイルユニット50モル%) やPPTDE (テレフタロイルユニット50モル%) より有効な改質剤であり, PPDE (MW28,300) を15重量%添加した硬化物は海島構造を有し,破壊靱性値 (K<SUB>IC</SUB>) は未改質硬化物に比して30%増加した。改質硬化物の熱的性質は, 未改質硬化物と同程度であった。PPDE改質硬化物の吸水性は, 未改質硬化物に比してやや低下した。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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