Effects of Prior Voluntary Recycling on Social Acceptance of Mandatory Resource Separation System
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This study examined how prior voluntary recycling systems affect the social acceptance of a new mandatory recycling/resource separation system. We hypothesized that social acceptance of the new system was based on an outcome evaluation of social benefit and individual cost, as well as fairness evaluations of procedure and distributive justice. A social survey was conducted in Nagoya City to compare residents' evaluations of the system for the area with voluntary recycling and the area without. The respondents in each of the areas were selected by a systematic random sampling. The main results were as follows: 1) Residents in the area with voluntary recycling evaluated the social benefits, individual costs, and procedural fairness of the new mandatory system more positively than those in the area without voluntary recycling; 2) More of the residents with voluntary recycling experience were committed to recycling activities and expected their neighbors' cooperation for the new system, also more of these residents participated in local meetings regarding communication of recycling methods than those without; 3) Those residents who held a commitment to recycling, expected neighbor cooperation, and who participated in recycling meetings had positive evaluation for outcome and fairness. We argued for the importance of volunteer participation, and cooperation between the administration and volunteers, where the introduction of a mandatory resource separation system is concerned.
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
著者
-
広瀬 幸雄
名古屋大学大学院環境学研究科
-
杉浦 淳吉
愛知教育大学
-
萩原 喜之
特定非営利活動法人 中部リサイクル運動市民の会
-
依藤 佳世
名古屋大学大学院
-
大沼 進
北海道大学大学院文学研究科
-
広瀬 幸雄
名古屋大学
-
大沼 進
北海道大学
-
依藤 佳世
名古屋大学大学院環境学研究科
-
萩原 喜之
特定非営利活動法人中部リサイクル運動市民の会
関連論文
- 日独における環境配慮行動の認知についての社会心理学的アプローチ
- 産業廃棄物不法投棄ゲームの開発と社会的ジレンマアプローチ : 利得構造と情報の非対称性という構造的与件がもたらす効果の検討
- 高等学校における環境教育としての産業廃棄物ゲームとその教育評価 (特集 シミュレーション&ゲーミングと教授・学習過程のデザイン)
- 面倒な分別制度を市民はどう受け入れたか?--名古屋市民の制度評価 (第13回廃棄物学会研究発表会) -- (住民意識)
- 社会的ジレンマ事態における集団行動--集団間関係の研究法としてのSIMSOCの導入 (集団とその環境)
- 子どものごみ減量行動に及ぼす親の社会的影響
- 書評 『スモールワールド・ネットワーク--世界を知るための新科学的思考法』ダンカン・ワッツ(著) 辻竜平・友知政樹(訳) (2004年 阪急コミュニケーションズ)
- 子どもに「社会」をどう教えるか : 社会心理学からの提言
- 池田謙一,村田光二『こころと社会-認知社会心理学への招待-』
- 環境に配慮した交通手段選択行動の規定因に関する研究 : パーク・アンド・ライドの促進に向けた社会心理学的アプローチ
- 資源ゴミ分別制度への住民評価におよぼす情報接触と分別行動の効果 -環境社会心理学的アプローチによる検討-
- 環境ボランティアの活動が地域住民のリサイクルに関する認知・行動に及ぼす効果
- 地域に根ざした水環境保全事業が住民の環境保全の意識・行動に及ぼす影響についての社会調査--高島市の湖岸集落を事例として
- 感情状態が商品広告の情報処理方略に及ぼす影響について--情報の多重役割を中心に
- 環境心理学からの新たな環境教育プログラム
- 無作為抽出をもとにした市民会議参加者の代表性の検討
- 自然災害のリスク関連行動における状況依存型決定と目標志向型決定の2重プロセス
- 高等学校における産業廃棄物ゲームの実施とその教育効果 : ディブリーフィングの方法と効果に注目して
- 集団成員の流動性が劣位集団における内集団共同行為と成員のアイデンティティに及ぼす影響
- 日独における環境配慮行動の阻害要因の比較--フォーカス・グループの実施
- 住民による自発的リサイクルシステムが資源分別制度の社会的受容に及ぼす効果
- 市民参加型会議におけるエンパワーメント評価
- 環境ボランティアによる資源リサイクル活動とエンパワーメント : 参加者の有能感・連帯感・有効感の獲得と今後の活動意図
- 市民参加による循環型社会の創生をめざしたステークホルダー会議の評価
- 投稿論文 地球規模の環境問題への対処が先進・途上地域の世界への帰属意識を高めるのか?--仮想世界ゲームを用いて
- 子どものごみ減量行動を規定する要因について
- 投稿論文 仮想世界ゲームにおける環境問題解決策選好の規定因
- オフィス街における古紙回収システム導入のアクションリサーチ
- 子どもに「社会」をどう教えるか : 社会心理学からの提言(準備委員会企画シンポジウム3)
- 環境行動は心の問題?-きっかけづくりとしての住民活動の意義
- 環境配慮行動の普及事例に関する社会心理学的アプローチとその展望
- 廃棄物処理における監視と罰則のジレンマを理解するための廃棄物ゲーム
- 環境教育のカリキュラムとしての模擬社会環境ゲームの開発
- 招待論文 多元的現実を理解するメディアとしての仮想世界ゲーム
- 環境ボランティア団体における活動継続意図・積極的活動意図の規定因
- 水害経験と防災意識との関連についての調査研究
- 日独における環境配慮行動の阻害要因の比較 : フォーカス・グループの実施
- ライフスタイルから見る環境配慮行動 : 消費購買行動の類型化による人びとの特徴
- 子どもは親の背を見て育つ
- 投稿論文 社会の中のマイノリティはいかにして帰属意識を得るのか?--仮想世界ゲームを用いて
- 小学校における食の安全教育を担う教職員の特徴 : 学校栄養士, 家庭科教諭, 養護教諭を対象とした調査
- 池田謙一著『緊急時の情報処理』
- 廃棄物発生抑制行動の心理学的規定因
- 買溜めパニックにおける消費者の意思決定モデル
- 環境ボランティアによる社会的レシピづくり (特集 環境と心理学)
- 特集の言葉 : ネットワーキングの社会心理学
- 環境ボランティアによるアクションプログラム
- 市民とごみ再考フォ-ラム-4-市民提案の環境政策を実現するために--広瀬フォ-ラムの提起したもの
- 市民とごみ再考フォ-ラム-3-環境ボランティアのアクション・プログラム
- 環境配慮的行動の規定因について
- 環境問題へのアクション・リサ-チ--リサイクルのボランティア・グル-プの形成発展のプロセス (社会問題の社会心理学--ミクロ現象とマクロ現象の相互関係〔含 コメント〕)
- 渇水時における住民の節水行動の規定因
- 共有地の悲劇事態における住民の態度と行動
- 廃棄物発生抑制行動の心理学的規定因
- 社会的ジレンマ事態における集団行動--集団間関係の研究法としてのSIMSOCの導入 (集団とその環境)
- 環境問題への消費者の対処行動の規定因
- 子どものごみ減量行動に及ぼす親の社会的影響
- 行為者および観察者の責任帰属と強制承諾状況における態度変容
- 22^ IAPS2012グラスゴーに参加して(iaps22 Glasgowレポート,IAPSを振り返る)
- Effects of Prior Voluntary Recycling on Social Acceptance of Mandatory Resource Separation System
- 環境問題やリスクに対して主体的・クリティカルに向き合う市民の育成
- 市街地における小型風車の社会的受容 : 説得納得ゲームによる検討(一般論文)
- 達成動機と原因帰属がパフォ-マンスに及ぼす効果--Weinerのモデルの実験的検討
- 論文賞を受賞して(学会賞受賞の言葉)
- 環境政策ゲーム「キープクール」の教育への導入とその評価 : ゲーム実施者とプレーヤ双方の観点から(ゲーミング・シミュレーションにおける体験や学習をどう評価するのか)
- 公共的意思決定場面において当事者性と利害関係が信頼の規定因に与える影響
- シンポジウム「現代的問題に立ち向かうゲーミング」の討論記録
- 企画にあたって : 特集「ゲーム理論とシミュレーション&ゲーミング」