細菌における形態異常(第2報) : ホップ樹脂処理によるPediococcus cerevisiaeの巨大細胞形成について
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概要
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ホップ樹脂の抗菌作用によりPediococcus cerevisiae(いわゆるbeer-sarcina)はビール中において形態の異常をきたし,直径で15倍,体積で3000倍にもなることを確認した. この巨大細胞の形状は球形で,まれに楕円形を呈し,見掛上酵母と類似しているが,染色により両者をかんたんに区別できることを知った. 巨大細胞はグラム陽性を維持し,クロマチンよう物質及び細胞壁も存在するが,細胞壁は異常で正常の球菌細胞に比しこわれ易い.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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