米のsterigmatocystin分析における抽出と妨害物質の除去
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概要
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GLCによって米のsterigmatocystinを分析する場合の抽出方法,および分析妨害物質の除去法について検討を加えるとともに,分析の限界についても検討した.抽出方法について種々検討したが,米を粉砕し,水を加えて湿気を与えてから,酢酸エチルを加えて振盪・抽出する方法が,良い抽出率を示した.また抽出物中の分析妨害物質の除去法としては, n-ヘキサンによる油状物質の除去操作ののち, Sephadex LH-20カラムによる精製方法が,良好な結果が得られた.これらの前処理を行なって, GLCにより米のsterigmatocystinの分析できる限界は0.05ppmであった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
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真鍋 勝
Tokyo Metropolitan Food Technology Research Center
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松浦 慎治
農林省食糧研究所
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真鍋 勝
農林省食糧研究所
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南沢 正敏
財団法人日本穀物検定協会
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