ウイキョウを食草としたキアゲハ幼虫体内の精油成分
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概要
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ウイキョウ(Foeniculum vulgare Mill.)を食草としたキアゲハ(Papilio machaon hippocrates Felder et Felder)幼虫体内における精油成分を調べた.幼虫体内では,主としてanetholeの酸化によってp-methoxycinnamaldehyde, p-methoxycinnamic acid, p-methoxybenzaldehyde,およびp-methoxybenzoic acidが生じるものと思われる.セリ科植物を食草とするキアゲハは,ミカン科植物を寄主とするナミアゲハから分化したものと考えられる.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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