ライソソームに関する研究(第2報) : 兎腎ライソソームの安定性(その1)
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概要
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(1) 兎腎からライソソームを分離し,そのなかに存在するカテプシンの膜外遊離性を比較検討した. (2) ライソソームの安定性は,凍結融解,磨砕,γ線照射,温度および共存成分などに大きく左右される. (3) ライソソーム膜が破壊されて内部の酵素類が膜外に遊離すれば,そこには自已消化が促進される.したがって本来のままのライソソームを保持するために,ライソソーム膜の安定剤を加える必要がある. (4) 生鮮食品内のライソソームの特性をよく比較検討の上,そのよりよい加工・貯蔵法を開発していかねばならない.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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