油脂の着色物質に関する研究 : (第1報)菜種油について (1)
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概要
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1) 菜種油の色素物質は活性白土に容易に吸着される. 2) 水酸化ナトリウムに溶出する色素液は塩酸でpH 4.3にすることにより沈澱する.この沈澱色素中には, 0.17%の窒素が存在するが,蛋白質及びアミノ酸の検出反応は陰性であつた. 3) 水酸化ナトリウム可溶性色素を分離し,その0.5gを3%水酸化ナトリウム100ccに溶解し,色素の比色標準液を調製して,色度の簡易比色法に用いた. 4) 活性白土に吸着された色素物質を有機溶剤可溶性色素と不溶性色素に分別した.
著者
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岩狭 与三郎
大阪府立大学教育学部農芸化学教室
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橋本 皓
堺工業高等学校/大阪府立大学
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向井 克憲
大阪府立大学教育学部農芸化学教室
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向井 克憲
大阪府立大学
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井上 雅夫
大阪府立大学教育学部農芸化学教室
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梶本 高郎
大阪府立大学教育学部農芸化学教室
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