除草剤CMMPに関する研究 (第4報) : 特に作用機構について
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概要
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園芸用選択性除草剤CMMPの作用機構について検討した。その結果1. CMMPの作用力発現にはクロロフィル, 光が不可欠な要素で, そのうちいずれかが欠除してもまつたく殺草作用を示さなかつた。2. 黄化植物のクロロフィル, アントチアン生合成阻害は, CMMP感受性植物の場合顕著であるが, 抵抗性植物では何ら阻害されないことが判明した。3. 以上の選択的生合成阻害が, 生葉内部への浸透量の差に関係するかどうかを検討したところ感受性植物, 抵抗性植物いずれの場合でも徐々に生葉内部浸透CMMP量は増加し, とくに差を認めなかつた。4. ついでCMMPと植物体内成分との反応を明らかにするため, まずクロロプラストとの反応を in vitro でこころみたところ明らかに認められ, 添加クロロプラストの量が増加するにしたがって結合CMMP量も増加した。5. CMMPとクロロプラストとの反応は, 両者を組合せた瞬間急速に生ずることが判明した。6. 以上のCMMPとクロロプラストとの反応は植物の種類に関係なく認められることから, 殺草機構には関連するが選択殺草性には関連しないものと判断される。
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