ステロイド投与により寛解状態が得られた後に特徴的な爪甲異常を呈したCronkhite-Canada症候群の1例
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概要
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症例は60歳男性, 下痢, 腹痛, 味覚異常を主訴に来院. 内視鏡検査にて胃, 大腸に炎症性ポリポーシスを認めた. 蛋白漏出性胃腸症の合併も認め, Cronkhite-Canada症候群(CCS)と診断しステロイド治療を開始, 以後臨床症状の改善を示し退院となった. 退院後寛解状態を維持していたにもかかわらず, 手指および足指の爪甲異常が出現した. 症状寛解後に爪甲異常が出現したというCCSの報告はなく, 貴重な症例と考え報告した.
- 財団法人 日本消化器病学会の論文
- 2003-04-05
著者
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伊藤 周二
厚木市立病院 内科
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戸田 剛太郎
東京大学第一内科
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戸田 剛太郎
新松戸中央総合病院消化器・肝臓科
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戸田 剛太郎
東京慈恵会医科大学dna医学研究所 悪性腫瘍治療研
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戸田 剛太郎
東京慈恵会医科大学内科学講座消化器・肝臓内科
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山内 眞義
日本医療伝道会衣笠病院内科
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戸田 剛太郎
東京慈恵会医科大学附属柏病院 消化器肝臓内科
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山内 眞義
厚木市立病院 内科
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山内 真義
東京慈恵会医科大学 内科学消化器肝臓
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伊藤 周二
日本医療伝道会衣笠病院内科
-
舘野 直
日本医療伝道会衣笠病院内科
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北 政彦
日本医療伝道会衣笠病院内科
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室井 忠樹
日本医療伝道会衣笠病院内科
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戸田 剛太郎
東京慈恵会医科大学内科学第一
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山内 眞義
日本医療伝道会総合病院衣笠病院内科
-
戸田 剛太郎
東京慈恵会医科大学
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