浸透圧ストレスによるニンジン不定胚形成の誘導
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
発芽1週間目のニンジン (Daucus carota L.) の実生から子葉切片および頂芽を含む切片を切り出し, 高濃度 (0.3-0.7M) ショ糖を含む植物ホルモン無添加の Murashige-Skoog (MS) 培地で3週間培養した後, 0.09Mショ糖を含む植物ホルモン無添加のMS培地に移植した. 移植後3-6週目に外植片上に不定胚が形成された. 一方, 胚軸切片では同じ高濃度ショ糖処理によって不定胚は形成されなかった. 0.61Mマニトールと0.09Mショ糖を同時に含むMS培地を最初の培地として用い, 0.09Mショ糖を含む植物ホルモン無添加MS培地に移植した場合, 子葉切片および頂芽を含む切片では不定胚が形成された. どの場合においても, 肉眼で見えるようなカルスの形成を経ることなく外植片上に直接不定胚が形成された.
著者
関連論文
- 遺伝子組換え食品中のNPTIIタンパク質検出用ELISA法の構築
- 遺伝子組換え大豆および豆腐中の組換え遺伝子の同定
- B3-51 ニンジン不定胚形成に及ぼす細胞密度の効果に関する研究 : I低分子性の阻害因子について
- B3-49 ニンジン培養細胞におけるIAA代謝に関する研究 : 2.不定胚形成能とIAA代謝の関係
- 39 ニンジン培養細胞におけるIAA代謝に関する研究 : 1.IAA不活性化機構
- Agrobacterium rhizogenesによるキウイフルーツの毛状根の誘導と形質転換体の獲得
- 種子植物の胚発生に関与する植物生長調節物質とその生理作用(総説 植物化学調節物質から見た発生・生長制御)
- 高等植物の光周性機構
- 異なる2種のビート毛状根における増殖とベタレイン含量の変化
- 光周性花成誘導に関与する時計制御遺伝子(PnC401)の発現解析
- 植物の暗誘導性の時計制御遺伝子(CCG)のプロモーターの構造
- 高等植物における光周性花成誘導時に発現する時計制御遺伝子の単離
- 光周性の異なる植物間における時計制御遺伝子の発現パターンの比較
- 時計制御遺伝子C401の発現解析
- GLP(germin-like protein)mRNAの光周性と生物時計制御性の発現について
- キュウリ (Cucumis sativus L. ) の葉特異的GLP (germin-like protein) のcDNAクローニングと発現解析
- アサガオCalmodulin遺伝子のクローニングと発現解析
- イネとアサガオのfloricaula-leafy homologの発現解析
- アサガオのgermin-like proteinの発現解析
- Differential display法によるアサガオ花成誘導特異的遺伝子のクローニング
- 胚珠培養によるAlstroemeria light L.hybridとA. pelegrina L.var.rosea間の種間雑種の育成
- 4倍体シシトウ果実の形態とカプサイシノイド含量
- トウガラシ色素成分の光安定性について
- キリ (Paulownia fortunei) の葉肉プロトプラストからの植物体再生
- 浸透圧ストレスによるニンジン不定胚形成の誘導
- 次亜塩素酸によるニンジン種子からの不定胚誘導
- Agrobacterium rhizogenesによる毛根病 : 発病機構と毛状根の特性
- トランスジェニック植物の"落し穴"
- 西洋ワサビ (Armoracia rusticana) の毛状根および再分化植物体中からの辛味成分の同定
- ニンジンクラウンゴ-ルにおけるアミノ酸結合型IAA生成に対するオ-キシンの効果〔英文〕
- 28. アサガオ品種ムラサキの一回の短日性花成誘導に対するKODA の影響(口頭発表,植物化学調節学会第47回大会)
- Riプラスミド形質転換チコリの花芽形成におけるバ-ナリゼ-ションの非要求性〔英文〕