丹沢山地におけるニホンモモンガPteromys momongaの営巣木の特徴
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概要
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本研究はニホンモモンガPteromys momongaの生息に必須な資源であると考えられる樹洞について,スギCryptomeria japonicaやヒノキChamaecyparis obtusaの利用実態を明らかにすることを目的とした.本種の営巣確認を2005年3月から2010年4月の間に神奈川県丹沢山地の針広混交林で行った.その結果,ニホンモモンガの営巣は広葉樹の樹洞木20本のうち1本,針葉樹の樹洞木23本(スギ21本,ヒノキ2本)のうち8本で確認され,営巣のために針葉樹の樹洞木を多く利用していることが明らかになった.また針葉樹の営巣木はすべてスギであった.スギ・ヒノキにおける営巣木の樹高,胸高直径および樹洞の高さはそれぞれ25.6±3.7(平均±SD)m,50.3±11.2 cmおよび6.2±0.6 mで,営巣が確認されなかった樹洞木との間に有意差は認められなかった.
著者
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安藤 元一
東京農業大学
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鈴木 圭
東京農業大学農学部バイオセラピー学科
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鈴木 圭
岩手大学大学院連合農学研究科
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嶌本 樹
日本大学生物資源科学部獣医学科
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滝澤 洋子
NPO法人かながわ森林インストラクターの会
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上開地 広美
東京農業大学野生動物学研究室
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柳川 久
岩手大学大学院連合農学研究科
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